東京Ruby会議10 感想

2013/1/13-14に東京Ruby会議10というRubyのカンファレンスに参加してきました。

こういう言語のカンファレンスは初めてだったのですが楽しく充実した時間をすごせました。

Rubyの話ばかりで普段Rubyを業務で使えない人間としてはたまらない感じの会ですね。

その中で雑感を幾つか。

 

 

まず、すごいと感じたのが、運営から発表者まですべて有志が行なっていたことです。(多少お金は出るんでしょうけど、会場設営から何から相当大変だったんじゃないかと思います)

カンファレンスの参加費も1000円と、大抵の人の交通費より安いのではないかという値段設定。更にトートバッグと缶バッチつきというw

 

 

発表は成功談や失敗談、ガチで行く人もいれば、ネタで行く人もいてバリエーションに富でいました。全体的には緩い感じの発表が多かったように思います。(結構有名ドコロの発表者も多かったですが。)

前日のボード疲れで、寝坊してしまって朝の幾つかは聞けなかったんですけれども、印象に残った発表を2つ。

・日本酒評価サイトとxDD

 日本酒評価サイトをいろんな駆動開発で行いましたという内容です。

 最初のADD(アルコール駆動開発)から始まりBDD(ビール駆動開発)、WDD(ワイン駆動開発)からいろいろ始まり、ネタ固めかとおもいきや、最後に周りのみんなに支えられてのCDD(コミュニティ駆動開発)と素晴らしい締めをしてきた発表です。

 自分が聞いた中では一番笑いがとれていたと思います。

 

Herokuでつくる50人のためのRailsアプリ

 句会(俳句の会)のメンバーのためにアプリを作って1年運用しています。という発表です。(個人的に最も良かった。)

 素晴らしいと思ったのが、句会のメンバーからすごく感謝されて句会では毎回おごってもらえるとか、使う人のモチベーションが高いからバグがあっても問題にされないとか、みんな大変さがわかってるから運営をサボってても良くて、精神的負荷が低かったから続けられたとか、そんな句会の暖かさみたいなのが垣間見える発表でした。

 本当に必要とされているものだったらバグが有っても(?)、出来がものすごく良くなくても(ある程度の出来は必要だとおもいます)喜んで使ってもらえる良い事例に思えました。(実際は画像を見る限り、かなり完成度は高いと思われますが)

 こういう素晴らしいサービス作りてぇぇぇ

 本人の俳句のスキルは上がらなかったという素晴らしいオチも付いており、プレゼンとしても良かったと思います。

 

 

あと忘れてましたが、「アンチぼっちランチ」なるものがありました。

ソロの参加者がぼっち飯にならないように、参加者希望者を4人1組にして飯に送り出すというものです。Ruby会議では参加者同士の交流も重要視しているからか、時間も2時間とられており、楽しいひとときを過ごせました。

てーか、みんな面白い!いい出会いです!

 他のカンファレンスでもアンチぼっちランチやればいいのに。

 

 

このカンファレンスで感じたいいとことはとにかく1つなのではないかと思いました。

Rubyという言語はコミュニティ・有志など、自主的に動く人たちによって支えられている。

 発表を聞いていると、皆さん積極的にRubyに貢献したい、という思いをひしひしと感じるのですよね。みなさんRubyが楽しいと思っていて、もっと楽しくしたい!と思っていろいろやってる感じがすごいします。

 地域.rbが多いのもそれが理由なように思えます。

 

 

雪の関係で途中で中止になって残念だったのですが、最後の発表が「ブログのススメ」だったので、これからブログを始めてみようという気になりました。

あの発表で結構ブログ再開する人多いんじゃないかな?

 

とにかくいいカンファレンスでした。